硝子体注射

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硝子体注射治療が必要な3つの主な病気


網膜静脈閉塞(へいそく)症は、網膜にある静脈血管が詰まってしまうことで血液が流れなくなり、網膜全体に血液や水分が漏れてしまう病気です。網膜がむくむと急激に視力が低下します。網膜のむくみにはVEGFという物質がかかわっており、VEGFのはたらきを抑えるお薬を硝子体に注射し、むくみを軽減します。状態によっては、期間をあけて何度か繰り返し注射をおこないます。

加齢黄斑変性症は、網膜の下の方から新しく血管が伸びてくることで、物を見るために重要な役割を担う黄斑に障害がおきる病気です。治療では新生血管が伸びるのを抑える作用があるお薬を硝子体に注射し、さらなる視力低下を防ぎます。こちらも状態に合わせて繰り返し注射が必要になることがあります。

近視性黄斑変性症は近視が強すぎると新生血管が伸びてくることがあり、加齢黄斑変性症と同様に治療を行います。

硝子体注射は麻酔の目薬をしてからおこなうため、痛みは少なく治療できます。